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logosノ夢 ブログ(雑記)

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なぜ「~である」か?

「~である」という表現には2つの種類があると思う。1つは結論の「~である」で、これは文章の中で明示されるか否かによらず何らかの因果関係の結果としてこうなっている、ということを表すもの。もう1つは仮定や条件としての「~である」で、何か考える際の事前の設定を表すもの。こちらはさらにその設定の根拠がある場合とそうでない場合がある。

文章を読むとき、特に勉強で教科書や参考書を読むときにこの「~である」をよく目にするけど、その根拠があるとは限らないし、また、あったとしても明示されるとは限らない。

成績は真ん中くらいだった。その成績を上げられなかった要因の1つに「~である」の表現に惑わされたということがあるかもしれない。因果関係を理解せずに単なるデータとして「~である」という知識を覚えることもできたはずだけど、できることならなるべく因果関係を理解した上で覚えたい、と思っていたのかもしれない。結局、わからないままのことが多かったので覚えられるものも十分に覚えられなかったのかもしれない。

勉強をしていて説明文の論理の流れの中に「~であるので」という文がポツンと出てきたときには、それまでの論理の流れから一見してわからないことがある。こういうのが出てくると、これはどういうわけなのだろうと因果関係を知りたくなるが、その時点では知る術がなく疑問が1つ積み重なることとなってしまう。どちらかと言えば、結果としての知識だけでなく、その結果に至った理由も知りたい性質(たち)なのだろう。

因果関係がある「事実」とそうでない「条件設定」。「~である」のは、

(1)
実験や経験や調査研究の結果。それらの結果と理論が一致した事実として成立している何らかの法則があるからなのか?

(2)
それともそうした法則はないが、対象の傾向や性質から理論的にそのように考えられるからなのか?

(3)
そうでもなく、ほとんど根拠も事実もない単なる仮定なのか?

こういったことも知りたい。ところが、教科書検定で許可された教科書も含めて世の教科書や参考書の類は、こういう部分を明記しない傾向があると感じる。特に、根拠があることなのかそうでなく単なる仮定なのかの区別さえも明記していないものが少なくないと感じる。

でも、仕方ないのだろう。教科書などでは根拠を都合上省略せざるを得ないということだと今ならば推測できる。知識は複雑に絡み合っていることも少なくなく、すべてを丁寧に説明しようとしたら広い分野に及ぶ膨大な文章量となって学ぶ側にとって非常に負担になるだろうし難解な本ともなるだろうから。また、ある知識についてなぜそうなのかと知りたくなる人がいれば、そうは思わず自然に受け入れてしまう人もいるが、前者はその疑問を主体的に解いていけるから後者に合わせておくということなのだろう。それに、何よりもこういう部分でつまづいていたら勉強が進まない。

しかしながら、これは勉強に限ったことではないと思う。社会や世界が因果関係で成り立っている以上、問題の本質に迫るためには上に書いたような問いかけは重要なのではないかと思う。現象や問題の背景には必ず突き詰めた原因がある。そして、これは人の行動、性質、さらには人間とは何か? そういった問いかけにも通じることかもしれない。
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地上デジタル放送移行完了後1年余り

テレビが完全にデジタル放送に替わってから1年ほどが経ちましたが、自分はこの機会にテレビ視聴をやめました。理由は簡単です。ほとんど見ていなかったからです。テレビを見なくなって変わりました。ディスプレイがなくなってスペースが広くなったり、節電につながったり、受信料という経費を払わなくてよくなったり…。

それで、テレビを見ない生活をしばらく続けてみて思ったのは、テレビというものはある種の依存対象なのではないかということ。ニュースを見るとしても、しっかりした目的意識を持ってみるわけでもなく、なんとなくつけて音声と映像を出していた、という感じがしていました。そんな視聴の仕方でも世の中の動きはある程度わかるわけですが、しかし、そういうのはなんだか惰性とも思えてきました。

エンターテイメントだと割り切っている、あるいはエンターテイメントでなくてなんだと言うのかという方にとってはテレビは格好のツールなのかもしれません。

インターネットという情報通信技術が発達してきた今において、テレビというものは絶対的なものではなくなってインターネットと似たような形になってきているようです。音声と映像だけでなく、双方向の情報通信ができるという特徴がその一つの現れなのでしょう。

ただ、自分にとっては、本当に必要なものなのかどうかと考えたときにテレビは必ずしもそうではなくなったということです。そして、テレビを見るということに「なんとなく」の依存があったと気付いたということです。テレビを見なくなったという人は少数派かもしれませんが、これを読んでいる方にとってはテレビはどうでしょうか…?

「other」ページについて

メニューの「other」のページについて。

「イラスト」の方で例によって整理を行いました。「キャラクター」の分類でかなりカットしたのですっきりした感じです。最近過去の絵を見返してみて改めてわかったことですが、初期には非常に見苦しい絵を晒してしまいました(すみません…)。
しかし、描き始めて1年半ほど。少しずつでも続ければそれなりに描けるようにはなるようです(まだ線画ばかりですが)。多分、最近の絵はそれなりに「見れる」ようにはなっているかと…。

「キャラクター対話」の方は更新を終了させることにしました。こちらは、自分で描いた絵を使ってキャラクターを作り、選んだテーマに沿った話を書いてみようと思ったことから始めてみたものです。書いてみたら、ファンタジー関係の知識の勉強になりました。ファンタジーに詳しくないけど興味はあるという方には、小さな発見があるかもしれません。

「キャラクター対話」は終了しましたが、「イラスト」(線画)の方はまだ描けそうなので続けてみます。

第3作の制作情報について

第3作の話。見通しの甘さその他制作上の問題で障害物にぶつかりながらの進行といった感じの制作状況です…。

1年以上前から、去年中に完成させようと思っていましたが結局達成できませんでした。制作が長期化していて、さすがにこれではいけないと思い、1月末ごろからより力を入れて制作にあたっています。今後、早期に完成させられるように制作を進めるつもりでいますが、正直これまでの見通しが甘かっただけで、あとどれくらいで完成させられるかわかりません。ただ、少なくとも数カ月はかかりそうです。

完成時期を守れずなんだか申し訳ないですが、こんな具合なので第3作のことはしばらく控えることにさせてもらいます。次にこの話を書くときはもうすぐ完成するという頃になると思います。

何か

光がなければ何も見えない。何も見えなければ、何もないのと大きく違わないかもしれない。まったく光がないわけではなく、「何か」見える。それでもそれが何であるかを知るには十分ではない明るさ。

自分に対しても人間社会という環境に対しても、期待感や希望を持ったところで根底が変わらなければ何も変わらない。でも、生きている限り捨てないものを何か持っているから期待感や希望を持つ。

では、その根底とは何なのか、知りたいと思うのは自然なことだろうか不自然なことだろうか? 明るくなったら何であるかわかる。しかし、表面を知っただけになるかもしれない。別の方向から考えてみれば、光では知ることができなくても音とか風とか他の方法なら知ることができるかもしれない。そしてその何かについてのデータを得られる。

光でも音でも風でも、その「何か」について知ったことは、その「何か」の持つ「意味」を知ったということになるのだろう。しかしながら、いずれの方法でも一面を知ったに過ぎないと考えることができそう。

光は大きな力を持っている。光があれば幾多の大きな問題が是正され望む方向へと変化していくだろう。だから光を求める。ただ、長く閉ざされてきたから一層強く光を求めている。それが各所に垣間見える。自然の力に壊された場合は仕方ないとしても、人が相互作用し合う中で引き起こされたものは理屈的には修正し得る。

でも、複雑な人の世界。創られたのか創ってきたのか(あるいは造られたのか造ってきたのか)、どちらでもありそう。忘れてしまったのか初めから知らないのか、どちらでもありそう。

「何か」はある。きっとそれに意味がある。意味があるからこそそれは「在る」。その意味を知ったら悲しいものも見えてくる。全体的に見たら、少し見ただけでも悲しみが計り知れないほど多い。「人を知れば悲しい」。それでも意味を知ろうとして、安らぎを得ようとして、幸いを求めて、人は生命を、社会を営む。

認識を最も基本的なところまで下げれば、「何か」の正体あるいは根本なるものについて一つの理解の仕方ができるかもしれない。自分とは何なのか、人とは何なのか? その問いを携えて歩いてゆく。そこに灯すのは自ら律する心。落ち着きの心。静かに燃えている、しかし力強い炎。自ら律する心に基づいた漲る意志。

人は考える。考えていくということの中に、「何か」がある。

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