http://yuushin.blog.shinobi.jp/%E6%80%9D%E8%80%83/%E8%AA%8D%E8%AD%98認識
ショッピングセンターの駐車場で、子どもがいたずらをしたのか周期的になっていた車の警告音。付近を歩いていた人のうち、年配らしき白髪交じりのある男性は、「うるせぇ!!!」と罵声を飛ばしていた。
怒りは人を不幸へと導く。内在する弱さが、他者への要求をもたらす。何かに対してどうにもできない弱さが、他のことに対してはけ口とするかのように怒りを生じさせる。他者への要求の強さが、そのまま弱さの表れとなっていて…。求めるべきは何か?
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別の出来事。
新幹線から普通電車に乗り換えるために切符販売機の所へ行く。普通電車は新幹線到着から6分後に発車する。急ぎ足で行く。
切符販売機の前に来ると、ラフな服装で細身の二人組がそれぞれ1台の販売機に向かっている。そこの販売機は左右に2台しかない。左側に並ぶ。彼らの後ろ姿から、彼らがどういうタイプの人間かはおおよそ直感できる。
急いでいるが少し待たなければならないかと思っていると、すぐに右側の販売機に向かっていた一人が「あ、先にどうぞ」と言ってその販売機の前を空ける。「すみません」とささやきつつ、その販売機に目的地までの料金をお釣りなしで投入する。しかし、販売機の反応がいつもと違うことに気付く。画面は精算画面になっている。目的地よりも一駅手前までの切符が出てくる。同時にお釣りも出てくる。
その二人組を疑うが、特に訴えかけたりはしない。料金を再び投入して切符を購入し直す。今度は目的地選択画面でしっかりと目的地を選択。切符を無事に購入。急ぎ足でホームに向かう。ホームに着くと同時に電車が到着し、間に合う。後をついて来たのか、二人組も同じ電車に乗り込む。電車は発車。
切符販売機での購入ミスを考える。購入をミスした原因は、急いでいたと言え…
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認識…。自戒。自律。哲学的に、本質的に考える。諸々の負の側面と正の側面。
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極端な思考を持てば次のように…。人という存在の全体的な観点から考えると…。
誰もが希望を持てるということはない。そこに、希望を抱いた強い人と希望を見出し得なかった人との乖離がある。では何に従うと言うのか? 認識し得ない普遍的な真理のために従うとでも言うのだろうか? 「分化」が「乱雑さ」を増す。混沌さを増していくのが見える。誰も明るい未来を迎えることはできないのか? 光を消し去ってゆく人自身の闇。ただ佇んで見つめる心を持てば良いのだろうか…?
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